楽しいばかりではない子育て
子育ての大変さって?
結婚後、出産を経験した女性は、その後は子育ての時期が来ます。子どもが産まれるというのは当然祝福されるべき素晴らしい事ですが、子育ては楽しい事ばかりではありません。大変な事も多く、ストレスがたまる場面も多いでしょう。ここでは女性の家庭における重要な役割として、子育ての大変さについて紹介します。
自分の時間が無くなる
子どもが産まれると、その時点から母親の自由な時間はほとんど無くなってしまうと言ってもいいでしょう。今までのようにゆっくりお風呂で一息つくことも、テレビをぼーっと見ることも難しくなります。近くに親が住んでいれば手伝ってもらう事ができますが、そのような環境にない場合は付きっきりで子どもの面倒をみる必要があるでしょう。
思い通りにいかない悩み
子どもは自分の思い通りに動いてはくれません。例えば、買い物をしている最中にどこかに行ってしまったり、外出しようにもなかなか準備をしてくれず家を出る時間が遅れたり、せっかく綺麗にした部屋をすぐに汚してしまったり、といった事です。このような「思い通りにならない」という苛立ちが、大きなストレスとなってしまうのです。
また、精一杯子育てをしているつもりでも、自分が想定していた通りに成長していないといった悩みも多くあるようです。親戚や家の近所に近い年齢の子どもがいる場合、どうしても自分の子どもと比べてしまいます。「あの子はもう○○ができるのに、うちの子はまだできない」といった状態が、大きな不安を与えるのです。特に初めて子どもを授かった女性に多いようで、ただでさえ子育ての勝手がわからず不安なところにそのような事があると、焦りが出て悩んでしまうようです。
疲れが抜けない
子どもが特に小さい頃は、手がかかり疲労も蓄積されます。それに加え小さい子は夜泣きもするので、睡眠を十分に取れず疲労が抜けません。夜泣きは仕方のないことなのですが、このように疲労やストレスがたまっている状態だとなかなか冷静になれず、「こんなに疲れながら面倒をみているのに、なぜ私を寝させてくれないのか」等といった事を考え、その後自己嫌悪に陥る事もあります。
想っているからこそ
子育てに加え、料理や掃除といった家事も同時にこなさなければならない女性は常に時間が無い状態です。そのため切羽詰まってしまい、つい強い口調で子どもにあたってしまうこともあります。その事でまた落ち込んでしまう事もあるでしょう。
ですが、そもそもこれらの子育てのストレスというのは、我が子の事を想って精一杯取り組んでいるからこそ発生するものです。人間誰だって、疲れていればイライラもします。働きながら家庭の事もしなければならない女性はなおさらです。それは決して恥ずかしい事などではありません。