女性が結婚・出産後も働く理由
収入面の理由
女性が結婚・出産後も働く理由の多くを占めるのが収入に関する部分です。子どもが産まれた後は当然ですが教育費が発生します。昔に比べて現代は子どもの教育費が非常に多く必要になってきています。中学高校受験のために塾に通わせる場合、塾の費用で年間100万円ほど、私立に入学すれば初年度納付金で100万円以上、さらにはその後大学受験が控えているので、予備校代等も必要になります。大学に合格すればその費用も必要ですから、これらを夫の収入だけで賄うのは相当厳しいです。そのため働き続ける女性が多くいます。
また、子どもが独立した後の自身の生活資金のためにも働く必要があります。将来不安なく暮らしていくためにも、働ける限りは働き続け、貯金を蓄えておこうという考えの女性が多いのです。
社会に関わるため
また、できるだけ社会に関わっていたいという理由も多いです。専業主婦になった場合、社会に出て色んな人と交流するという機会は激減します。子どもの通う学校のママ友などはいるかもしれませんが、やはりそれだけでは幅の狭い人間関係と言わざるを得ません。働きに出る事で様々な交流が生まれます。その分人間関係の幅も広がりますし、働く事で多くの刺激が与えられ、生活に張りが出てきます。多くの事を学びながら働く事で、人間としての視野を広げる事もできます。
生活に活気を
例えば家事はある意味ルーティンワークなので、進んでやるというよりはやらなければならない事として取り組んでいる女性も多いでしょう。掃除を少しサボったところで気付かれないかもしれませんし、仮にバレても大した問題にはなりません。しかし、仕事をする事によって責任が生まれ、緊張感をもって過ごすことができます。働く事によって自ら積極的に社会にアプローチをしているという満足感を得る事ができるのです。
さらに、家事を毎日していても、周りからは当然の事として捉えられるため、日々の生活の中で充実感を得られる機会がなかなかありません。むしろその事に不満を抱く場面も出てくるでしょう。働きに出れば周りから感謝される機会も増え、もっと頑張ろうという向上心を持つ事ができます。向上心は人間にとって重要なものであり、この気持ちを日々持てる事で子育てや普段の生活にも活気が生まれます。
女性も当たり前に働く時代
現代では既に、男性が働き女性は家庭を守るという価値観を持つ人はステレオタイプと言えます。確かに女性は出産や子育てにあわせて働き方を考える必要はありますが、決して働いてはならない理由にはならないのです。
参考書籍として、以下に「女子の働き方 男性社会を自由に歩く「自分中心」の仕事術」を紹介します。女性が社会に出て働くためのコツが書かれている一冊です。ぜひ参考にしてください。