家庭環境が変わり核家族が増加

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核家族の増加とその原因

核家族の増加とその原因
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昔と状況が変わった

現代特有の家庭事情としてまずあげられるのが、核家族の増加です。初めに、核家族とはいったいどのような家族の形態を指すのかを説明します。核家族とは一言で言うと「夫婦と、結婚をしていない子どもで成り立つ家族」の事です。現代ではこの核家族は特別珍しい事ではなくむしろ一般的と言えます。自分だけでなく周りを見てもそのようなケースがほとんどかと思います。
しかし、一昔前までは男の子が生まれた場合、長男は両親の住む家に残り地元で働き、次男は家を出て独立するという形が一般的でした。次男の場合は家を出るのでその後核家族になるのは自然な流れですが、長男は家に残り、結婚した後も親と共に暮らすという事が多かったので、家族と両親共に暮らすという核家族ではない家庭は多くあったのです。
先述した通りこれは一昔前の話で、現代になるにつれライフスタイルの価値観が変わってきました。そもそも先に生まれるかどうかは自身(長男)で決める事ができないのに、慣例のように長男が家に残らなければならず、両親と暮らさなければならないというのは平等ではないという考え方が広まりました。その結果、現代のように核家族が増えたのです。長男だろうと、独立したいのであればするべきだという考えが広まり、さらには立場など初めから関係なく、子どもはみな親から独立するべきだという考え方が一般的になりました。

仕事の変化も影響

ライフスタイルの価値観の変化以外にも核家族が増えた理由はあります。それは仕事に関する部分です。現代では、一つの場所にとどまらず転勤しながら働く男性が増えました。そうなれば当然両親と暮らす事はできないので、核家族は増える事になります。
また、このような流れを汲んで住居も核家族向けの物件が増えました。むしろ核家族以外向けの住居を探すのは非常に苦労します。マンションの場合部屋もたくさん必要なので、その分費用も大きくなってしまいます。

良い部分も悪い部分も

これらの理由により、核家族は非常に増えました。核家族化には、両親と子ども両方に自立ができるというメリットがあります。それは金銭的な面だけでなく、精神的な面も含めてです。その一方で、自分の子どもが祖父母になかなか会う機会がないという側面もあるのは事実です。
また、現代は共働きの夫婦が増えましたが、その中で子育てをする際に両親と暮らしていれば手の空いていないときに子育てを手伝ってもらえますが、それも難しいため子どもの面倒が見きれなかったり、子どもを預けるところが見つからないというデメリットもあります。

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