現代の家庭にとって重要となる「イクメン」「カジメン」という言葉

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イクメンやカジメンという言葉の普及

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社会的に求められている?

以前よりも女性が社会に出て働く機会が増え、それに伴い最近は家庭の事を積極的に行う男性が増えてきました。それらの男性の事を「イクメン」「カジメン」と呼びます。聞いた事があるという人も多いかと思いますが、最近ではこのイクメンやカジメンが企業や国からも推奨され始めています。昔はなかったこの言葉、なぜここまで広まり、推奨されているのでしょうか。その理由を探ります。

「イクメン」「カジメン」の違い

まずイクメンとカジメンの違いを知りましょう。様々なメディアで取り上げられる事が多いですが、その意味についてはなんとなくしか知らないという人もいるかと思いますので、この機会に覚えておきましょう。
まずはイクメンです。この言葉は「育児をするメンズ」を略した言葉です。育児自体は夫婦で行う事なので、特別不思議な事とは感じないかもしれませんが、ここで言う育児は仕事の合間にというわけではなく、より積極的に育児に参加し、自身の成長にも繋げようという意思を持った男性による育児です。例えば育児のために男性側が育児休暇を取るケースです。最近は「鈴木おさむさん」など芸能界でもイクメンと呼ばれる男性が増え、この言葉が広まるきっかけとなっています。
次にカジメンです。こちらは「家事をするメンズ」を略した言葉です。料理や掃除といった家事を積極的に行い、ちょっとした裏技なども活用しながら女性の手助けをします。これも自主的に参加し、楽しみながら家事を行っている男性の事を指します。

なぜ推奨されているのか

このようにメディアによる普及などもあり、イクメン・カジメンという言葉は広まり注目されるようになりました。女性だけでは時間の足りない家庭のアレコレを男性側が積極的に行うというのは効率的かつ平等で素晴らしい事です。そしてこれらの取り組みは企業や国からも推奨されるようになってきました。ではなぜ、このように企業や国が推奨するようになったのでしょう。
まず、冒頭に述べた通り現代では女性が社会に出て働く機会が増えました。以前は男性のみが働き女性が家庭を守るというケースが多かったのですが、それは既に変わっています。つまり昔と比べて共働きで家計を支える夫婦が増えたのです。女性も働くという事は、家庭の事のみに集中していた時代とは違い、仕事と家庭どちらも両立しなければなりません。女性ばかりが家庭の事をすればその分女性だけ負担が増える事になります。そこで、男性も家事や育児に参加する事によってバランスよく生活できるようになるのです。人材を雇用する企業からしてもこの事はメリットになるため、強く推奨しています。
そして少子化対策にもなります。共働きで女性のみが育児を担当するとなると、不安も多くなかなか妊娠出産に踏み切る事ができなくなります。そのため、育児を夫婦で分担して効率よく行うことで、育児に関する不安を解消し、少子化に歯止めをかけられます。こういった理由で、特にイクメンの増加は国から強く推奨されています。
参考書籍として、以下に「「育メン」現象の社会学―育児・子育て参加への希望を叶えるために」を紹介します。イクメンの実態や国際比較を用いて、イクメン増加への方途を考えられる一冊です。

「育メン」現象の社会学―育児・子育て参加への希望を叶えるために 「育メン」現象の社会学―育児・子育て参加への希望を叶えるために

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